本当につらい決断であったと思う。もし自分がその立場になったら このように 「息子が
誰かの体の一部となって、長く生きるのではないかと」などとけなげに言えるか? また 最後に マスコミ 世間の人たちに 「静かに見守っていただきたい」と 釘をさしているのも 熱し易く 冷めやすい 今の日本に警鐘を鳴らしているようだ。この記事を読んだときに 1972年 アンデス山中に航空機が墜落して 死んだ人の肉を食べて生還した16人に向かって 亡くなった人の親(医師でもある)が 「私は 医師としてこうあることを知っていた。
ありがたいことだ。16人を生かすために、死んだ何人かがいたのだから」を 思い出した。人の命は 終わりなきリレーのように つないでいることが 大切かもしれない。